みなさん、こんにちは!
私達が毎日「安心・安全」に生きていくためには、基礎代謝だけでもものすごくたくさんのエネルギーが必要になってくるんでしたね。
私達は色々なものを食べますが、栄養素の中で「糖質」「タンパク質」「脂質」という3つが3大栄養素と呼ばれていて、生きていくためには絶対必要なものだと小学校でも習いました。
でもね、この3大栄養素って、身体にとってどれも必要なものなんだけど、実は糖質は身体のエネルギーとして使われることが一番効率が良いんです!おまけにエネルギーとして使われた後は、水と二酸化炭素に分解されるだけなので、とってもクリーンなエネルギーなんですよ〜。知ってました?
私と糖質制限の関係
実は私、「糖質制限こそが本当の健康を手に入れられる」と本気で思っている時期があって、何年間かは糖質制限をしていました・・汗
最初はダイエットのためでした。でも、朝ごはんを抜くと、頭が冴える様な気がして、体も動くし、「食べないことが正解なんだ」って勘違いしていました。
今となっては、何度か救急搬送されて、ついた病院でいつも「異常なし」って診断されるのは「低血糖」を起こしていたからだったんだって話kりますが、当時は本当に意味不明でした。
その話はちょっと置いておいて・・・。
昔の私は砂糖を悪だと思っていたし、中毒性のある恐ろしいものと信じていたんです。子育てするときにはどの育児書にも砂糖悪説が蔓延っていたし、乳児教室でもそう言われ続けていたので完全に信じ込んでいました。薬剤師として医学的な知識があるといっても、その頃の常識に染まっていたんですね。
身体の臓器が使うエネルギー源
でも、身体の色々な臓器って、使える糖質がある時と無い時で一体何をエネルギーにしているか知っていますか?
まず、糖がある時とない時で体は使うエネルギー源を変えるんです。
身体に糖がある場合:
- 肝臓:糖やアミノ酸
- 筋肉:糖
- 心臓:脂肪酸
- 脂肪組織:糖
- 脳:糖
- 赤血球:糖
つまり、身体に糖がしっかり入っていたら、心臓以外は糖をエネルギーとして使います!
心臓は糖を使うのを遠慮してくれてるんですよね。自分がすっごくエネルギー使っちゃうから。
そして、他の臓器が糖をメインのエネルギーにする理由の一つに代謝経路に乗せる形にするために、余計なエネルギーがいらないからなんです。
糖質のエネルギー効率の良さ
ベルトコンベアーをイメージしてください。最終形態はATPという身体が使える電池エネルギー。
このベルトコンベアーは、グルコースやフルクトースという糖が材料として入ってきた時、一番労力少なくベルトコンベアーの上を流して作り替えていくことができるんです。つまり作業員が一番少なくて済むんです。
身体がその作業員に支払うお給料もあまり出さなくていいし、糖はクリーンに燃えるから廃棄物処理にも人手が必要ないんです。会社としてのお金はここでもセーブできていいことばっかり!
糖質制限をすると…
じゃあね、糖質制限なんかをして「痩せよう!」って思うと、糖をかなり制限しますよね。
そうなると、身体にエネルギーに回せる糖がない時、身体が使うものは何になるかというと:
- 肝臓:脂肪酸
- 筋肉:脂肪酸かケトン体
- 心臓:脂肪酸かケトン体
- 脂肪組織:脂肪酸
- 脳:果糖
- 赤血球:糖
まず、身体は生きていかないといけないので、なんとかしてATPを作るための材料を作り出すんですが、なにせ「糖」という一番最適な材料が入荷されてないと、身体の作業員はざわざわしちゃうんです💦
そして「このままじゃやばい!」って特別作業員を動員します。それがアドレナリンとかコルチゾールとかいう作業員たち。
この特別作業員が働くことで身体の脂肪組織に貯めている中性脂肪を分解し、「脂肪酸」という材料をベルトコンベアーに乗せる作業をします。でもそのままじゃ使えないので、β酸化という過程を行いアセチルCoAという形にしてやっとベルトコンベアーに乗せられるんです。
会社としては、余計な作業員も動員しなきゃだし、余計な給料がかかるので、これは非効率なエネルギー生産方法なんですよね。
脳と糖の関係
でも「あれ?」って思いませんか?
糖がないときでも、脳は果糖を、赤血球は糖を使うって…意味わからないですよね?
以前は糖質制限派の人たちから「脳は脂肪酸からのケトン体を使えるし、それの方がすごく良いエネルギー源なんだ!」ってよく言われてました。
でも実は、ケトン体って脳は本当の緊急時に使うことはできるんですが、脳に必要なエネルギー全部を賄うことができないんです。
賄えるのは80%まで。残り20%はどうやったって、糖からエネルギーを賄わないと脳はきちんとした司令塔としての働きができないんです😱 脳の特定の部分や赤血球など、ケトン体を利用できない細胞が糖であるグルコースに依存しているためなんです。
いつも糖を削っていたら、その20%がうまく賄えない状態が続き、脳は死滅していき、きちんとした働きができなくなってしまいます。
最新の研究結果
そして実は、2017年に重要な研究論文が発表されています。
脳は糖が欠乏したときのために、ブドウ糖(グルコース)を果糖(フルクトース)にして脳の細胞内に備蓄しているという研究結果です。
つまり、低血糖という使える糖がない状態のとき、脳は「じゃあ」ってすぐにケトン体を使うんじゃなくて、果糖を使っているんですね。
実は、ケトン体も脂肪酸も、糖のエネルギー代謝をブロックしてしまう物質なんです。これはどういうことかというと、糖がエネルギーとして使われる時の代謝経路(さっき言ったベルトコンベアー)の邪魔をするんです。
だからスムーズに糖がエネルギーに変換されなくなるんです。これを「ランドル効果」って言います。しかも摂ってる脂肪酸の種類によって、完全にブロックするか、一部をブロックするか変わっていきます。
そこら辺についても、とっても重要なことなので、またいつかお伝えしていきたいと思っています。
今日のまとめ
今日お伝えしたかったことは、**わたしたちの脳って、どうやったって糖が必要なんだよ!!!!**ってことです。
長らく糖質制限をしていると、どうしても身体は毎日少しずつ、病気を作り出す状態に移行していきます。健康って一日にしてならないけど、病気も一日にしてはなりません。毎日の積み重ねで、わたしたちは健康にも病気にもなれるんですよ!
今日の話が少しでも役立ったら嬉しいです!